以前、勤務していた設計組織ADHからUR都市機構都市デザインチームに出向していた頃、「小さな景観運動」と題して身の廻りにあるものから景観を考える企画、車止めの「ストリート・ファニチャー学生プロポーザル」を主催しました。
その時の優勝作品の試作品を偶然、表参道の交差点に近い青山通りで発見しました。
小さな景観運動「ストリートファニチャー学生プロポーザルの詳しい内容はこちらから
表参道では「車止め」としてというよりかは、進入禁止として歩道と敷地の境界に設置しているようでした。ちょっとしたことではありますが、殺風景なカラーコーンではなく少し気の利いたものを置くだけで場の空間が変わるものだなあと思います。
通りががりの方たちもなんだろうという感じで立ち止まって見ている人もいました。
試作品を製作してからもう4年経ちますが、こうして大切に使われていると思うと、とても嬉しいです。
2006年 北仲OPENにて
ちなみにこちらは、2006年に「北仲OPEN!!」が行われた際に設置した時の写真です。この時は車止めとして設置していますが、丁度エントランスに移動式のカフェが設置されていたせいか、人が手のところに座り休憩をしていました。境界や空間を構成する要素として、思いがけない使い方がされていて面白かったです。