象のウンチをリサイクルした100%手作りの紙を紹介します。
「え?臭くないの?」っとたいていの方は思いますよね。答えは無臭です。(笑)もともと象の糞は大半が繊維のため、他の動物に比べ悪臭は少ないようです。もちろんそれだけではなく、製造段階で煮沸による殺菌が行われています。原産国はスリランカです。
とても面白いこのぞうさんペーパーですが、その背景は深刻です。スリランカでは近代化と紛争により熱帯の森林が激減しています。その結果、森林を住処としていた象がエサを求め人里に出没するようになりました。紛争の影響で雇用や経済は破滅状態の住民にとって、農作物を荒らす象は死活問題であり、象を殺害せざる得ない状況でした。そんな状況の打開策のひとつとして、この紙づくりがあります。もともと廃棄されていた象のウンチを利用し、現地の人が現地でつくれるこの事業は、現地の雇用を創出します。また売り上げの一部が現地のNGOを通して象の保護資金や環境教育資金に使われます。スリランカではもともと象が農業や運搬に使われていて、そうした象の老後の老人ホームや象の孤児施設があるようです。
似たような事業で災害やコレラでニュースでも良く見るハイチでもバナナの皮を利用したバナナペーパーというものがあります。詳しい話はまたの機会にしますが、現地の雇用を創出するという点で共通点があり、これからのデザインに必要なことがこの二つの事業にはあると思っています。
ぞうさんペーパーは無印良品で開催されていた「世界を変えるデザイン展 vol.2」で知りました。そしてその帰り道、なんと事務所の隣の文具屋さんで偶然見つけました。思わずスケッチブックを購入。そして真っ先に封を開けて「くん、くん・・・ん~匂わない。」(笑)
by design unit BO5 : http://www.booooo.jp/
「え?臭くないの?」っとたいていの方は思いますよね。答えは無臭です。(笑)もともと象の糞は大半が繊維のため、他の動物に比べ悪臭は少ないようです。もちろんそれだけではなく、製造段階で煮沸による殺菌が行われています。原産国はスリランカです。
とても面白いこのぞうさんペーパーですが、その背景は深刻です。スリランカでは近代化と紛争により熱帯の森林が激減しています。その結果、森林を住処としていた象がエサを求め人里に出没するようになりました。紛争の影響で雇用や経済は破滅状態の住民にとって、農作物を荒らす象は死活問題であり、象を殺害せざる得ない状況でした。そんな状況の打開策のひとつとして、この紙づくりがあります。もともと廃棄されていた象のウンチを利用し、現地の人が現地でつくれるこの事業は、現地の雇用を創出します。また売り上げの一部が現地のNGOを通して象の保護資金や環境教育資金に使われます。スリランカではもともと象が農業や運搬に使われていて、そうした象の老後の老人ホームや象の孤児施設があるようです。
似たような事業で災害やコレラでニュースでも良く見るハイチでもバナナの皮を利用したバナナペーパーというものがあります。詳しい話はまたの機会にしますが、現地の雇用を創出するという点で共通点があり、これからのデザインに必要なことがこの二つの事業にはあると思っています。
ぞうさんペーパーは無印良品で開催されていた「世界を変えるデザイン展 vol.2」で知りました。そしてその帰り道、なんと事務所の隣の文具屋さんで偶然見つけました。思わずスケッチブックを購入。そして真っ先に封を開けて「くん、くん・・・ん~匂わない。」(笑)
by design unit BO5 : http://www.booooo.jp/