一月も終わりに近づき、寒い日が続きますね。このような寒さの厳しい季節は昼間は太陽の光を出来るだけ取り入れ、夜は窓際の冷気を遮断するなど、窓際の温熱環境が大切になります。
さて今回は窓周りの「額縁のデザイン」についての話です。そもそも額縁の役割はサッシと壁の仕上げ(下地+塗装やクロス)を見切るためのものです。それ以外にもカーテンボックスになったり、窓台になったり、とにかく忙しいやつなんです。私たちはこの額縁を如何にデザインするかに毎回こだわります。そんなところと思うかもしれませんが(笑)、全体の印象に大きく影響を与える名脇役なので手は抜けません。
写真の住宅(SK-S)は線路際に立つとても小さな住宅です。三階建の「ひと階ひと部屋ひと風景」というコンセプトの住宅です。一階は庭に、二階は街に、三階は空に開いています。写真の中の通常よりもかなり大きな額縁はこの窓を大きな絵のように見せるためのデザインです。上部はカーテンボックスになりブラインドを上げると見えなくなります。また左端に見えている高窓は換気のための小さな窓です。こちらは逆に存在を消すように下の額縁だけを付け、横と上は壁素材が回り込むようにしています。
実際現場では何度も打ち合わせをし苦労しました。このようなデザインが出来るのは私たちのこだわりに付き合ってくれる腕の良い大工さんのおかげです。
by design unit BO5 : http://www.booooo.jp/
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