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2011年6月16日木曜日

震災ボランティアって?

ボランティアって何するんだろう?
ボランティアって自分にできるかな?
ボランティアってどんな感じ?

などなど様々な疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?実際私も行くまでは、何かしないとという気持ちがある一方で、ハードルが高いというか、どうしたら良いか分かりませんでした。そんな私が初めてボランティアに行った体験談をお伝えしたいと思います。少しでも何かの参考になればと思います。

6月7,8日に宮城県東松島市に行ってきました。私がボランティアに行った目的のひとつ、「見てみたい!」という動機です。こんな理由で行って良いものか?ボランティアはもっと善意の心で行くべきでないか?悩みもしましたが実際バスの中で皆さんの動機を聞くと意外と同じ動機の方が多かったです。

そして実際やる作業は現地のボランティアスタッフが決めているので、行ってみるまでは分かりません。私がやった作業は道路の側溝のヘドロ出しです。この地域は建物こそ流されていないものの、やはり1階までは津波が押し寄せ、街にはヘドロが蓄積しています。各家の中や畑、田んぼにもまだまだ蓄積しています。作業はチームプレーです。大切なのは決して無理をしないで協力し合い、ひとつの作業をすることです。今回約40名で、出来たのは街のひとつの通りです。ほんのほんの一部です。でもボランティアの心得として、これだけしか出来なかった後悔を残し、あまり思い悩まないようにすることも大切なようです。


作業が終わって第一声は「あ~良い汗流した~。」でした。まるでスポーツをした後みたいに。これが良いのはどうかは賛否両論あると思いますが、私はボランティアって清々しいと思いました。でもその一方で現地で見たもの聞いたものは心に深く重く残りました。

ボランティアって?趣味やライフワークのようなものかもしれません。

目的は何であれ、多くの人が行って少しでも作業が進めばそれで良い。継続的に行く人が増えれば尚良い。日本人の性格上、ボランティアをまじめに捉えすぎているかもしれません。(語弊はありますが。)この震災を乗り切るには、近年のランニングのように、日本人にボランティアが定着する必要があります。そのために、ボランティアをかっこよく、クールなものを位置づけるメディアやデザインの力も必要だと思います。

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