design unit BO5

studio BO5 一級建築士事務所の建築、デザイン、住まいなど日々思ったことを綴ったブログです。
建築設計などのご相談は、e-mail: bo5@live.jpよりご連絡下さい。HP : http://www.booooo.jp

2011年12月9日金曜日

黄金町バザール「まちづくりニュース」vol.40で紹介されました。

黄金町バザール「まちづくりニュース」vol.40にてstudio BO5が紹介されました。
まちづくりニュースは、月刊で発行されています。黄金町にあるショップなどに置かれていますが、以下のサイトからでも見れます。
黄金町のイベントやアーティストの情報、まちあるきまっぷもついているので、黄金町をお散歩するっときには重宝します。
http://kogane-x.koganecho.net/activity-report/2011/12/40.html

2011年11月29日火曜日

「割り箸ウォール」がdesignboom.comに掲載されました!!

横浜トリエンナーレの特別連携プログラム「黄金バザール2011」で、私達design unit BO5が手がけたインフォメーションブース「割り箸ウォール」がイタリア・ミラノ発のデザインウェブサイトdesignboom.comに掲載されました。

http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/17183/yumiko-ishihara-chopsticks-wall.html

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2011年10月4日火曜日

親子でつくる小さなイエvol.2

10月2日(日)黄金町バザールにて第2回目、ものづくりワークショップ「親子でつくる小さなイエ」を開催しました。今回も色々なイエのカタチができました。皆様にご好評頂いたので、今後も何か企画をしていきたいと思います。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

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2011年9月20日火曜日

まちづくりワークショップ「黄金町のポストカードをつくろう!」

9月18日(日)黄金町の高架下新スタジオにてまちづくりワークショップ「黄金町のポストカードをつくろう!」を開催しました。参加者と一緒に黄金町エリアを歩きながら、「まちの知らない、まちのポテンシャル」をテーマに皆さんに写真を撮ってもらいました。それぞれが撮影した写真を何枚かタイトルをつけてチョイスしてもらいました。ポストカードに印刷している間、各々が撮った写真をスクリーンに映しだし、それを元に黄金町について話し合いました。
誰一つとして、同じ写真はなくそれぞれの視点で撮影されていていました。空・まど・階段・川等に今まで気づかなかった黄金町ならではのちょっとして発見がありとても面白かったです。
このワークショップは10月に第2回を行います。
ご興味のある方、是非ご参加下さい。お待ちしております。

第2回まちづくりワークショップ「黄金町のポストカードをつくろう!」
10月16日(日) 13:00~ 高架下新スタジオにて
詳しくは、こちらから→http://www.booooo.jp/

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2011年8月30日火曜日

ものづくりワークショップ「親子でつくる小さなイエ」

試行錯誤・・・
8月28日(日)「黄金町バザール2011」にてものづくりワークショップ「親子でつくる小さなイエ」を開催しました。ご参加頂いた方々、ありがとうございます。

イエのカタチはイロイロ
ワークショップはダンボールの板と結束バンドというとてもシンプルな素材でつくるイエを考えてもらいました。子供や大人の独創的なアイディアでどれひとつとして同じイエはなく思った以上に色々なカタチができました。
また、お友達と協力して大きなイエも完成しました。

最初は・・・
どんなカタチで繋げたらいいのか、どう組み合わせたらイエのカタチになるのか
大人も子供も「う~ん」と悩んでいましたが、コツを掴んだらあっという間。
子供達はイエを介してあっという間に仲良しに。
お友達のイエに遊びにいったり、自分のイエにお友達を呼んだり。
子供のパワーはすごい。元気をもらいました。

このものづくりワークショップは以下の日程で第2回目を行う予定です。ご興味のある方是非、ご参加下さい。
第2回ものづくりワークショップ「親子でつくる小さなイエ」10月2日(日)13:00~高架下スタジオにて開催!!
お申し込み・詳細はこちらから→http://www.booooo.jp/

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2011年8月23日火曜日

住まいづくりワークショップ「価値観の違いが楽しい!?住まい」

8月21日(日)「黄金町バザール2011」のイベントにて住まいづくりワークショップ「価値観の違いが楽しい!?住まい」を開催しました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございます。夫婦、家族、友達等でご参加頂きました。少人数でアットホームになりました。


価値観グラフ/日常の行為
例えば、料理をする、寝る、ストレッチをする、ぼっーとするなど何気なく行っている行為を好き-嫌い×時間/長い-短いというマトリックスの中にプロットしてもらいました。
不思議と嫌いな行為よりも好きな行為の方が多いのが特徴でした。同じ行為でもカップルは好きの度合いが違ったり、時間が異なったりお互い日常の行為の中でどんな行為を大切にしているかということを確かめることができます。

空間グラフ/日常の行為を空間に置き換える!?
次に、この行為をどんな空間で行いたいかということを明るい-暗い×空間/大きい-小さいのマトリックスの中にプロットしてもらいました。価値観としては、異なる位置にあっても空間グラフでは同じような空間で行いたいと思っていたり、必ずしも価値観と空間の傾向が一致していない所が面白かったです。





プロットをしてみて・・・
こうして皆さんにプロットしてもらうと、日常の行っている行為というのはnLDKという表現では表せない行為も沢山あるように感じられました。それは、同時に色々な「住まいのカタチ」があることを意味しています。この作業を通して参加者の皆さんが、それぞれのライフスタイルを大切にした自由な住まいづくりのきっかけになればと思います。


住まいのカタチ
また、ワークショップでは、自由な発想で設計された住まいの事例についてもご紹介します。共有のライブラリーをもった住まい、オトの家、水廻りが開かれた家等々・・・。常識にとらわれない住まいの事例からもう一度、価値感グラフや空間グラフに戻ってみると何かヒントを得られるかもしれません。







第2回 住まいづくりワークショップ「価値観の違いが楽しい!?住まい」
10月23日(日)13:00~ 高架下新スタジオにて
ご興味のある方、ご応募お待ちしております。申し込みはこちらから→http://www.booooo.jp/

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2011年8月16日火曜日

黄金町バザールワークショップ「価値観の違いが楽しい!?住まい」参加者募集中

開催中の横浜トリエンナーレ特別連携プログラム・黄金町バザールの企画として、今度の日曜日(21日13:00〜)開催予定:住まいづくりワークショップ「価値観の違いが楽しい!?住まい」の参加者を募集しています。申し込みはコチラから→http://www.booooo.jp/(当日参加もOKです。)

「価値観の違いが楽しい!?住まい」ってなんだろうと思うかもしれませんが、BO5では設計をするときに住まう人の価値観を拾って空間に置き換えるように努めています。私たちの設計は家族の価値観がどこにあるのかを探るところから始まります。このワークショップでは、そうした私たちの設計作業を一緒に体験してもらおうと言う企画です。

具体的には夫婦またはカップルで別々に時間軸と好き嫌い軸が書かれた価値観グラフを作成してもらい、それをもとディスカッションを行います。ふたりの価値観の違いがどう出るかが楽しみです。そのままではケンカの種になりかねないので、仲良くふたりで空間グラフを作成してもらおうと考えています。私たちもどんな空間グラフが出来るのか楽しみです。

こうして出来たものは普段我々が耳にしている「何LDK」という住まいを表す記号とは全く違う次元のものになります。私たちは「何LDK」という画一化された言葉が自由な住まいづくりの弊害になっていると思っています。このワークショップはそうした「何LDK」に変わる住まいづくりのひとつの方法になればと思っています。

家づくりやリノベーションをお考えの人はもちろん、それ以外の人にも住まいのしつらえのヒントになると思いますので、ご興味があるかたは是非参加してください。

※10月23日に第2回目開催予定。

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2011年8月8日月曜日

黄金町バザール2011「インフォメーションブース」

横浜トリエンナーレ特別連携プログラム「黄金町バザール2011」のインフォメーションブースが完成しました。ここでは、バザール期間中のチケット販売やその他イベントのインフォメーション情報を掲載するほか、黄金町地域の店から出店された「地域ブランドショップ」や有志の大学生・大学院生がリサーチを行いその情報を映像やテキストでアーカーブしたウェブマップ「コガネチョウ・クロニクル」、地元商店の店主・谷口安利氏が描いた「黄金町の現在の風景画」の展示があります。

このブースは、誰もが手にしたことのある割り箸を約3000本、使って「割り箸ウォール」をつくり会場を構成しました。決して大きなスペースではない中でいくつかのコンテンツを取り込まなければならない状況において、「割り箸ウォール」は緩やかに空間を仕切りながら展示壁面としての役割を持っています。

また、今回は自分たちやサポーターの人と共に制作を行いました。地域サポーターの方、黄金町マネイジメントエリアのスッタッフブログを見て参加して下さった方、製作中、興味を持って参加して下さった方等、様々な方の協力を得て無事完成しました。ありがとうございました。

黄金町バザール2011にご来場の際は、是非ご覧下さい。
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2011年7月11日月曜日

もの×住まい×まちワークショップ

2011年8月6日(土)ー11月6日(日)
横浜トリエンナーレ特別連携プログラム「黄金町バザール2011」の期間中
studio BO5では、
ものづくり・住まいづくり・まちづくりに関するワークショップを
それぞれ2回ずつ開催する予定です。

皆さん奮ってご参加下さい。



ワークショップの内容については、

ものづくりワークショップ「親子でつくる小さなイエ」
住まいづくりワークショップ「価値観の違いが楽しい!?住まい」
まちづくりワークショップ「黄金町ポストカードをつくろう!」

の3つのプログラムを用意しております。

詳しい内容、開催日時、場所などについては、以下のホームページから御覧ください。
http://www.booooo.jp/

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Library BO5 建築家の小さな図書館

7月10日(日)、LibraryBO5を開催しました。

事務所の脇の階段を利用して本を設置し、屋外図書館にしました。2003年の展覧会「都市住宅」再読・植田実の編集現場の際に塚本由晴さんがデザインしたブックスタンドを頂いたので、それを使って本を展示しました。本が浮いているような少し不思議な空間になりました。



 興味を持って立ち止まって本を手にしたり、

建築に興味があって声を掛けてくださったり、

黄金町エリアマネイジメントのまちあるきツアーでいらっしゃった方が
ご覧になったり、



建築に興味を持って頂いた方とこういった小さな図書館をきっかけに色々とお話ができたので、面白い試みになったのではないかなと思います。ざっくばらんにお話が出来る機会なので楽しくお話させて頂きました。

小さな家、海外建築家、建築の絵本、バスルームやキッチンなどの本、プロダクト、グラフィック、集合住宅...等々、小さな図書館なので量がたくさんあるわけではないですが、まだまだ、自宅に保管している本もあるのでそういった本も取り入れながら、また、開催していきたいと思います。

2011年6月16日木曜日

7月10日(日)Library BO5開催!!


Library BO5
建築家の小さな図書館

7月10日(日)12:00~16:00 studio BO5にて開催!!
→MAP



7月10日(日)の黄金町オープンスタジオの際にstudio BO5では、手持ちの建築の本を建築、家づくり、デザインなどに興味がある方々に開放して、自由に読める空間を提供します。


「住宅を建てたいけど、どんな本を参考にしたらいいか分からない」
「住宅を建てるにあたってイメージを探したい」
「狭小住宅を建てたいけど、どんな事例があるか知りたい」等々


Library BO5を開催の時は、そのような思いを持っている方々の本探しのお手伝いをします。また、簡単なご相談もお受けします。お気軽にいらっしゃって下さい。

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震災ボランティアって?

ボランティアって何するんだろう?
ボランティアって自分にできるかな?
ボランティアってどんな感じ?

などなど様々な疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?実際私も行くまでは、何かしないとという気持ちがある一方で、ハードルが高いというか、どうしたら良いか分かりませんでした。そんな私が初めてボランティアに行った体験談をお伝えしたいと思います。少しでも何かの参考になればと思います。

6月7,8日に宮城県東松島市に行ってきました。私がボランティアに行った目的のひとつ、「見てみたい!」という動機です。こんな理由で行って良いものか?ボランティアはもっと善意の心で行くべきでないか?悩みもしましたが実際バスの中で皆さんの動機を聞くと意外と同じ動機の方が多かったです。

そして実際やる作業は現地のボランティアスタッフが決めているので、行ってみるまでは分かりません。私がやった作業は道路の側溝のヘドロ出しです。この地域は建物こそ流されていないものの、やはり1階までは津波が押し寄せ、街にはヘドロが蓄積しています。各家の中や畑、田んぼにもまだまだ蓄積しています。作業はチームプレーです。大切なのは決して無理をしないで協力し合い、ひとつの作業をすることです。今回約40名で、出来たのは街のひとつの通りです。ほんのほんの一部です。でもボランティアの心得として、これだけしか出来なかった後悔を残し、あまり思い悩まないようにすることも大切なようです。


作業が終わって第一声は「あ~良い汗流した~。」でした。まるでスポーツをした後みたいに。これが良いのはどうかは賛否両論あると思いますが、私はボランティアって清々しいと思いました。でもその一方で現地で見たもの聞いたものは心に深く重く残りました。

ボランティアって?趣味やライフワークのようなものかもしれません。

目的は何であれ、多くの人が行って少しでも作業が進めばそれで良い。継続的に行く人が増えれば尚良い。日本人の性格上、ボランティアをまじめに捉えすぎているかもしれません。(語弊はありますが。)この震災を乗り切るには、近年のランニングのように、日本人にボランティアが定着する必要があります。そのために、ボランティアをかっこよく、クールなものを位置づけるメディアやデザインの力も必要だと思います。

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2011年6月6日月曜日

岩手県陸前高田へ



 先週末、神奈川災害ボランティアネットワークを利用して、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田に瓦礫撤去のボランティアにいってきました。まず、2011年3月11日から約3ヶ月経ちますが、広範囲に渡り被害があったり、人手不足のせいか、震災直後に見たテレビを通じてみた映像と、ほぼ変わらないのが現状に唖然としてしまいました。

ボランティアの作業は、津波によって棚田に流れ込んできた瓦礫の撤去です。瓦礫といっても色々あり、ぬいぐるみ、写真、アルバムビデオなどの思い出の品、茶碗、洋服、布団などの生活用品、アルミサッシュ、トタン屋根、梁、鎌などの建築資材、農作業の道具など様々なものが流れついてきました。私が参加した神奈川チームは、約30名程の人数で3つ分の田んぼを片付けました。といっても、広範囲に渡る被災地のほんの一部です。その他に倉敷、静岡、香港など約180名のボランティアが活動しているので全体としては、もう少し片付けが進んでいると思います。こうした現状なので、まだまだ人手の足りない状況です。もし、元気で手伝えるという方は是非、現地に足を運んで見て下さい。


神奈川災害ボランティアネットワーク:http://ksvn.jp/
遠野まごころネット:http://tonomagokoro.net/?page_id=671 (個人・団体ともに受け付けています)
 

以前に来られたボランティアの方のマナーが悪く撮影はバスからのみでほとんどできない状態なのでなかなか状況がうまく伝えられませんが、右のスケッチのように後で重機が入って効率よく撤去しやすいように道の方に寄せて瓦礫を片付けました。

付近の少し高いところは、住宅があり今もそこで生活しているようでした。外部の損傷は少ないようですが、ガラスは割れ、住宅の内部は物が倒れたため、住民の方々は片付けをしていました。ここよりも海に近いところの家はほぼ全壊していました。木造は、土台だけが残った状態で、鉄骨造は、外壁は壊れ建て方が終了した後のような状態ですが津波によって一部変形したりしています。鉄筋コンクリート造は外壁も含めて残っている部分は多いものの内部の間仕切りは津波によって変形したり、ほぼなくなってスケルトンになっているものも多くありました。上の写真も海への引波によってガードレールが完全に倒れています。これを見るだけでもものすごい力だったことが分かります。




作業をしている間、棚田には蛙がゲロゲロを泣いていたり、カモメがとんだりしており、ここがとても長閑ないい風景が広がっている場所だったんだろうなと思わせる様子が垣間見れました。新しくつくる町には地震や津波に対して安全な建物をつくりながら、この町の風景としても相応しい建物や避難、都市計画の在り方を模索していく必要性をとても感じました。

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2011年5月30日月曜日

シェアレジデンス:高齢化社会に対する提案

今回は私たちが提案している「シェアレジデンス」を紹介します。これは高齢化社会における都市型分譲住宅の住戸ユニットの提案です。

コンセプトは「誰かと一緒にいることで、よりアクティブになれる。」です。

近年、一人暮らし高齢者が増加傾向にあり、その大半が日常生活に満足しているものの一人で過ごすことに不安を感じているという内閣府のデータがあります。そして不安と答えた人の半数が「頼れる人がいない」ことを要因にあげています。アクティブシニアにとって大切なものは自分の時間を楽しむ「個人のライフスタイル」と同時に「頼れる隣人」の存在なのではないでしょうか。そこで共に暮らしながら個を尊重する夫婦、親子、兄弟姉妹等をシェアパートナーと考えた住まいの提案が「シェアレジデンス」です。

シェアというとシェアハウスを思い浮かべますが、シェアハウスとの大きな違いはプランです。シェアハウスは若者向けの他人同士が住むことを前提としている住まいであり、個室と共有空間が二分しています。それに比べ、夫婦や親子、兄弟姉妹等を前提としているこのシェアレジデンスは共有空間から個室までが緩やかにつながっています。


また都市の分譲住宅は高い利便性がある一方で、住民との関係は希薄であり、シニアを見守る意味での環境は郊外や戸建に比べると低いと言えます。このような背景を考えると「シェアレジデンス」という住まいかたは今後高いニーズを得る可能性があるのではないでしょうか。核家族や一人暮らしを前提としてきた分譲住宅において新たなマーケットになるかもしれません。

もともと某コンペへの応募案であり、残念ながら落選したため今のところ建設計画はありませんが、また機会があれば是非実現したい提案です。ご興味がある方はお気軽にご相談下さい。

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2011年5月16日月曜日

時を感じる空間 上野駅

先日話題のパンダを見に、久しぶりに上野駅を訪れました。上野駅は「北の玄関口」と言われ、開業時から日本を代表するターミナル駅として栄えてきました。バブル期には日本を代表する建築家・磯崎新氏の設計による地上300m超高層駅ビルに建替える計画もあったそうです。新幹線が東京駅まで行くようになり、その玄関口としての影は薄まりつつありますが、その歴史と時間はいまでも随所に感じることができます。

旧駅舎を改装し今は駅ビルとして使われている写真の大きな吹き抜け空間はその代表的な空間です。リノベーションの醍醐味である新旧の融合がデザインされています。ここ以外にも中央改札口から入る13~15番線は改札から水平にプラットホームが広がる櫛型ホームのかたちをしていて、ヨーロッパの駅を感じさせます。私が訪れた際、たまたま旧型の草津行きの寝台車が止まっていたこともあり、ここからどれだけ多くのひとが北の地に旅立ったのか、そういった時間と思いを感じさせる空間でした。昔は20番線までここにあったらしいです。当時の光景を思い浮かべると空間の中に時間を感じます。

他にもおしゃれな駅ナカなどもあり、ショッピングなど十分楽しめる場所でした。動物園にパンダを見に行った際には是非上野駅の「空間」と「時間」も一緒に楽しんでみて下さい。

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2011年4月5日火曜日

002こどもワークショップ「桜のイエ」改め「花のイエ」

4月2日(土)、大岡川桜まつり会場近くにある黄金スタジオにて、こどもワークショップ「桜のイエ」を開催しました。2歳~7歳ぐらいまでの子供が12名集まりました。黄金町エリアの風景の一部として地域住民に親しまれている桜を使ったワークショップを予定していましたが、残念ながら当初の予定より桜の開花が遅くなったため、春の花びらを使ったワークショップになりました。

サクラ、ツバキ、コブシ、ウグイスカグラ・・・・等々

春の花びらを拾ってきました。桜の花びらは量が少なかったので、桃色の和紙を使って皆に造ってもらいました。お陰で桜の花びらも沢山増えました。(笑)

用意した台紙に子供達が好きな花びらを選んでデザインしてもらいました。台紙の上に、大きな花の模様を創ったり、花びらでパターンを構成したり、なかなかユニークに仕上がっています。



その後、春の花びらで創った模様をダンボールハウスに構成してイエを皆で完成させました。出来上がった「桜のイエ」改め「花のイエ」では、皆な楽しく遊んでいました。前回、行った「紅葉のイエ」とは違い室内で行ったワークショップでしたが、子供達に少しでも「自然の美しさ」と「つくる楽しさ」を感じてもらえたら幸いです。この完成した「花のイエ」は、4月3日(日)も開催されている大岡川桜まつりの休憩スペースとして利用されました。

最後にワークショップ参加者から頂いた参加費、計7500円は大岡川桜まつり実行委員会を通じて横浜市より義援金をして被災地に送られます。被災地の方々のために参加費よりも多くの募金をして下さった方もいました。ご協力ありがとうございました。

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2011年3月16日水曜日

おとの家が「PEN」に掲載されました。

design unit BO5が設計した「おとの家」が3月15日に発売された雑誌PEN(4・1号)に掲載されました。
おとの家は、オーディオ好きのオーナーのため、音をテーマにマンションの高層階の1室をリノベーションしました。
→おとの家「PC-S」 http://www.booooo.jp/works/pcs/pcs.htm


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東日本大震災

3月11日(金)に発生した東日本大震災において、被害にあわれた皆様を心よりお見舞いを申し上げると共に、犠牲になられた方々と御遺族に対し深くお悔やみを申し上げます。また、救助にあたっている皆様、福島の現場で働いている皆様には敬意と感謝を表し、一人でも多くの方が助かることをお祈りしております。

このことを踏まえ、deign unit BO5が主催し4月2日(土)開催する予定になっているこどもワークショップ「桜のイエ」の参加費は、この震災のための義援金として日本赤十字社を通して寄付したいと思います。少しでも何かのお役に立てればと思います。

改めて被災地におかれましては、一日でも早く普段の生活の戻れますよう心よりお祈り申し上げます。

by deign unit BO5:http://www.booooo.jp/

2011年3月8日火曜日

軍艦マンション/ニュースカイビル

「建築材料」1969年9月号より
西新宿にあるニュースカイビル(1970年竣工)は、通称「軍艦マンション」と呼ばれ、建築家/渡辺洋治氏が設計した建物です。先日、この建物のリニューアルを機にオープンハウスが行われていたので、見学に行きました。軍艦がモチーフになった独特な外観の建物です。

この建物は、独特な外観ばかりが注目されますが、工業化工法によって都市に高層住宅を構築しようと試みた力強い建築です。こうした試みには、計画当時、都市への人口集中や土地不足等により高層・高密化が進んだという背景にあります。

渡辺洋治氏は、鉄のフレームの中に鉄の住戸ユニットを組み込み、これが災害などで不具合が生じた場合は、ユニットを組み替えられるというシステムを構想していました。しかし、ニュースカイビルでは住戸ユニットを独立して組み込むことはできず、耐候性鋼をつかった鉄板外壁ユニットのみとなっています。配置計画では、単にユニットを横に並べるのではなく、雁行させて繋げることによって日照条件やプライバシーが配慮されています。

こうして、鉄のスキンによる雁行した建物が、間口が狭く細長い敷地に建設されたことによって船の尖端を彷彿とさせる形状になっていったのではないかなと思います。

これは、余談ですが、兵庫県にある芦屋浜高層住宅(ASTEM共同企業体/1979年竣工)でも工業化工法の試みとして鉄骨のメガフレームにPC工法により4層分の住宅ユニットを組み込んだ建物があります。途中階には半戸外の共用広場があり、こちらもなかなか見応えのある建物です。



ところで、この建物は現在リノベーションをして、シェアハウスやSOHOとして利用される予定になっています。上層階のシェアハウスは割りと広い個室を持ちながら、共用階には、キッチン・リビング・ダイニング・シアタールーム等かなり充実した共用空間があります。個室には、キッチンや浴室は設置されていないのでここに住む人はなんらかの形でこの共用空間で過ごすことになります。一人暮らしで一般的な集合住宅で生活していると両隣の人ですらも交流がない可能性もありますが、こうしたシェアハウスでは自分と廻りで生活している人との距離に選択肢があるというところが、住まい手の生活を充実させるきっかけとなる面白い計画だなと思います。

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シェアハウスの共用階


2011年3月2日水曜日

002こどもワークショップ「桜のイエ」参加募集!!




日時:4月2日(土)13:00~
場所:黄金スタジオA
→詳細はこちらより

黄金町エリアの春の風景を彩るサクラを使ってイエを完成させるこどもワークショップです。ご興味のある方は、是非ご参加下さい。また、2,3日は黄金町エリアでは、「大岡川さくら祭り」を行っています。このワークショップ以外にも様々なイベントや他の入居アーティストによる活動や販売も行っています。


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2011年2月23日水曜日

箱根彫刻の森美術館:ミッフィーはどこ?

 前回に引き続き、箱根彫刻の森美術館内で行われている「ミッフィーはどこ?」という企画展について紹介します。

タイトル通り、街のように点在する仕掛けの中でミッフィーとかくれんぼうをしているような、子供はもちろん大人も楽しめる展覧会です。

左の写真は台に置かれたクッションを持ち上げるとミッフィーや犬や蝶々が現れます。他にも家の前に立つとミッフィーが現れたり、降ってくる雨が見ている人の影に当たると弾んで飴にかわるなど、面白い仕掛けばかりです。

この仕掛けを担当しているのはインタラクティブアートや映像製作を手掛けるplaplaxと建築家の長岡勉さんが率いるPOINTという設計事務所です。映像と空間が一体になった体験型の展覧会です。

美術館で絵本などの展覧会と聞くと、たいていは原画があったり、製作過程が垣間見れたり、作家の歴史が展示されていて、それを学ぶという形式が多いと思います。この展覧会はそういった方法ではなく、映像によるインタラクティブな仕掛けやおなじみの絵の家具や家で遊んだりすることで、その世界観を感じ、遊ぶというものです。これからはもっとこういう展覧会が増えてくるかもしれません。

期間は4月3日までです。興味がある人は是非遊びにいくことをお勧めします。

ちなみにうちの子はこの展覧会に行って以来、毎日ミッフィーの絵本を読んでいます。(笑)

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2011年2月21日月曜日

箱根彫刻の森美術館:ネットの森に行きましたか?

箱根彫刻の森美術館にある「ネットの森」を紹介します。彫刻の中を歩いていると、突如現れる木を積み重ねただけの大きな建物。彫刻なのかアスレチックなのかといった存在感、実際は危険なので外を登って遊ぶことはできません。これは彫刻家ではなく建築家・手塚貴晴さんと手塚由比さんが率いる手塚建築研究所が設計した建築です。無造作に積み重ねたように見えますが、しっかりと構造設計もされています。近年環境への意識が高まっている中で建築界でも木構造を見直す動きが高まっています。このような木材を使ったユニークな構造もその一環と言えるかもしれません。

さて中に入ると今度は文字通りネットの森が現れます。天井からカラフルな大きなネットが吊られています。このネットは何層にも重なるミルフィーユのような構造になっていて、孔が開いているので、どんどん登って上まで行けることが出来るようです。とても残念なのですが子ども限定なので、大人になってしまった私は実際に登ることはできず、体験レポートは出来ませんでした。このネットはカナダ在住の作家・堀内紀子さんによるものです。

遊び方に決まったルールはなく、子どもたちの想像力をかきたてるすばらしい遊び場だと思います。空間的にも木の間から木漏れ日のように光が入り気持ち良く、居るだけで楽しくなる場所です。

ちなみにうちの子(2歳)はまだ登ることが出来ず、揺られたボールぶつかって泣いていたのに、「まだ帰らない、もう一度遊ぼう。」とお気に入りの様子でした。やはりとても魅力的なのでしょうね。

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2011年2月14日月曜日

BO5 新スタジオ!:黄金町エリアマネージメント

BO5が新スタジオに移転しました。

窓から大岡川と桜の木が見えるとても気持ちが良いスタジオです。そして真上には京急線が走る高架下のY-GSA/横浜国立大学大学院・飯田善彦スタジオ,SALHAUS一級建築士事務所が設計した建物です。思ったより電車の音は気にならなくとても静かで良い環境です。

ただし、良い環境というのはスタジオ内の話。ここはNPO法人黄金町エリアマネージメントが管理する建物であり、BO5は「まちのアーティスト」として入居しています。この地区は昔、売春宿が並ぶ歓楽街でした。2004年に警察の一斉摘発が行われ、今はこの地区にそのようなお店はありません。風俗店がないのは良いのですが街としては完全な空洞状態です。そこで「アートによる街づくり」を行おうと周辺住民と横浜市、黄金町エリアマネージメントの取り組みが始まりました。今ではアーティストが滞在したり、ショップが点在しています。しかしまだまだ当時の空き店舗が残り、安全面など問題もあります。

BO5は今回、ここの街づくりに積極的に関わるために移転しました。常に街との関わりを考えながら、ひとつひとつの建物を設計していますが、このようにダイレクトに街づくりに関われる機会はとても貴重です。この機会を大切に今後の活動も続けて行きたいと思います。

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2011年1月26日水曜日

東京都現代美術館:オランダのアート&デザイン展

東京都現代美術館で行われている「オランダのアート&デザイン展」を見てきました。その中で特に興味を持ったデザイナー/マーティン・バースを紹介します。

「美しい作品を作るために、直感的に取り汲み、自分をさらけ出す。恐れや理性は私が求めるものを妨げる。」というマーティンの作品はまさにデザインにおけるロックンロールと言った印象を受けました。

20世紀、デザインは産業革命とともに合理性を求め、余計な装飾を排除する流れに向かいました。またそれに対して装飾を再度肯定しよういうポストモダンという動きもあります。マーティンの作品はそのようなデザインの流れに対し、一度原点に立ち戻り自分の魂をぶつけたようなデザインと言えるかもしれません。その表現方法はデザイナーというよりアーティストに近いと思うし、彼の前でデザイナーとかアーティストとかと言うこと自体がナンセンスだと思います。

写真は一分毎に中の人がマジックとティッシュで時計の針を書き変えるという映像が流れている時計です。他にも三つの椅子を積み上げた作品のタイトルは「Hey,chair,be a bookshelf ! (椅子よ本棚になりなさい!)」です。

ロックですね~。

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2011年1月25日火曜日

黄金町エリアマネイジメント:「伊勢佐木警察署」展

伊勢佐木警察署で本日「武道はじめ」が行われます。これに併せて、黄金町エイリアマネイジメント入居者の作品を展示します。私達、design unit BO5も出展しますのでお時間ある方はお立ち寄り下さい。

日時:1月25日(火)-1月28日(金)14:00~17:00
場所:伊勢佐木警察署5階講堂
入場:無料

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2011年1月21日金曜日

黄金町エリアマネイジメント/もちつき交流会

2011年2月から黄金町エリアマネイジメントの施設に入居する予定になっていますが、新たな施設入居者の紹介を兼ねたもちつき交流会が1月16日にありました。


新しい入居者には、アーティスト、写真家、木工デザイナー、建築家・・・・・・
など様々な人が入居するようです。
街の方々を含め、大勢の人が交流会に集まりました。


もちつきは、まちの年配者に色々と教えてもらいながら交代でついていました。
おもちは、小豆・黄な粉・絡み大根の3種類あり、やわらかくてとても美味しかったです。
もちつきの臼は20年以上つかわれたものとモダンなデザインものがあり面白かったです。


会場附近は仮囲いで囲われた高架下がずっと続いているのですが、もち交流会の拠点となった1の1スタジオの向かいは、高架下広場と呼ばれ少し広いオープンスペースになっているのでこのスタジオと連動して上手に場所を利用することができています。とても興味深い場所の使われ方だと思います。



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2011年1月11日火曜日

新年あけましておめでとうございます!!



2011年がスタートしましたが、本年も宜しくお願い致します。


今年は、2月に引越しをします。
黄金町エリアマネイジメントの施設に入居するので、
新しくまちの方々やアーティストの方々に出会えるのを楽しみにしてます。
http://www.koganecho.net/


今年も精一杯頑張りますので、よろしくお願い致します。




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